映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』感想と評価!あらすじとネタバレも!

「自由なありふれた、でもカヨワイどこにでもいるような子供達」の人生冒険ストーリー!あらすじとネタバレをご紹介します!個人的な辛口評価と、甘口な感想も!

映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』映画情報

  • 公開 2019年
  • 監督 長久充
  • 出演 二宮慶多 水野哲志 奥村門土 中島セナ 他

第69回ベルリン国際映画祭で、「ジェネレーション14プラス」部門に出品された長久允監督の「ウィーアーリトルゾンビーズ」が、ティーンの審査員メンバーが選ぶ同部門のスペシャル・メンション(特別表彰)を受賞した。この部門における長編日本映画としては初の快挙だ。

長久監督は感激もあらわに、「この部門で評価されたことがとても嬉しい。この映画はかつてティーンだった自分や、今ティーンの人たちを救うために作ったからです」と語った。

引用元 https://eiga.com/news/20190218/13/

との事です。一体どんな映画か気になりますよね。さらっとしっかりご紹介いたします!

映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』あらすじ

火葬場で出会った14歳の少年少女4人。

彼らの共通点は両親が死んでしまったことと、まるでゾンビのように心がないことでした。

そんな彼らは、家を飛び出し冒険へ出かけ、「リトルゾンビーズ」というバンドを組んだり、あんなことやこんなことを乗り越えてだんだんと心を取り戻します。

映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』ネタバレ

この映画の主人公は、14歳の少年少女と思われるかもしれませんが、実はヒカリ(二宮慶多)が真の主人公で、彼を中心にして、まるでゲームの中の様にストーリーが進みます。

映画の序盤に、ヒカリが、亡くなった父と母の手を握り、「冷たいと思ったけど、あったかいパパとママを知らなかった、つまり愛されてなかった」と言います。

ヒカリの両親は、「幸せ行き野いちご狩りツアー」の観光バスによる交通事故で亡くなってしまったのですが、この日も彼はひとり家に残され、お留守番していたのでした。

彼の父(佐々木蔵之介)は愛をお金に例えて、「愛を初めからいっぱい持ってる人とそうじゃない人がいて、いっぱい持ってる人はたくさんの人に配ればいい」というような言い訳のもと浮気をしており、彼の母は離婚を考えていたのですが、その話し合いのために出かけたようです。

そんな両親はふたりとも仕事で忙しく、ほとんど家にいなかったので、与えられたゲーム機が彼にとっての愛情の証でした。そして彼は、家を飛び出した時、両親との思い出を汚い川に流しますが、ゲーム機だけはしっかりと最後まで持ち歩きます。

さらにそのゲーム機によって音楽を作るのでした。

さて、火葬場で集まったのは、交通事故で両親を亡くしたヒカリと、お夕飯の支度中の火事で両親を亡くしたイシ(水野哲志)、借金苦で自ら命を絶たれ両親を亡くしたタケムラ(奥村門土)、ピアノ教室の頭のおかしい先生に殺されて両親を亡くしたイクコ(中島セナ)の4人です。

彼らは両親が死んでしまっても悲しく思っていない、心の無いまるでゾンビの様です。そんな彼らは、いままで僕らを見下してきた同級生を、搾取した大人を、見放した肉親を、偽物の親を!見返すためにバンドを組むのです!

そしてリトルゾンビーズは、ゴミ捨て場で歌っていたところを、レコード会社で働く望月悟(池松壮亮)に見つけられ、猛プッシュによりデビューします。

彼らが出したアルバムの名前は「殺したのは誰だ」。話題たっぷりなこのタイトルに、ネット社会はすぐにヒカリの両親を殺してしまったバスの運転手を特定し、その運転手は自殺してしまうのでした。次いでイクコの両親を殺したピアノの先生も逮捕されます。

これを機にバンドは間もなく解散となりますが、彼らの旅は終わりません。それから斯く斯く云云、旅の中で彼らはそれぞれに、家族の愛みたいなものに気づきはじめ映画が終わります。(ここは特にネタバレする様な内容ではないのでネタバレ割愛しますね。)

映画の最後の方で、出産間もない母が「世界は明るくて眩しくてキラキラしてるから、ヒカリ」と言います。ヒカリは両親にしっかり愛されていたのでした。

映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』感想

映画の中盤に、エモいという言葉が何度か出てくるのですが、まったく、本当にエモーショナルな映画だなと思いました。

少なくとも自分はそうだったという話ですが、14歳くらいの多感な年頃の時って、絵本の中や映画とかゲームの主人公のように生きていて、生きるとか死ぬとかに無頓着なようで、実はすごく生きることを考えていて、それも意識して考えているのではなくて、無意識のうちに感じているようなものだったなあと。。。(例えば、木が風で揺れていたり、ありがこつこつご飯を運んでいるのを見て、命を感じていたなって。)

映画そのものの全体的な雰囲気は、ハッピーではないけれど愉快でファンタジーな感じでした。

それから、ゴミ捨て場で歌っているシーンでは、なぜか泣いてしまいました。皆様にもぜひ聴いてほしいです。この曲は、ラジオでも流れてたりしたのですが、聴いてしばらくの間は、うぃーあーうぃーあーりとるぞんびーず!が頭から離れないです!中毒性あります。

映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』評価

ただの映画鑑賞好きが評価するのはおこがましいですが、させていただきます。

☆5が満点として、映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』は、、、☆3です!

これは個人の評価なので、好みもあると思いますし、世界ではとても良い評価を得ている作品ですので悪しからずです!

評価の内容ですが、すごく装飾が多い映画だったので、カチカチしていて、映画の世界観を表現するにあたって、それぞれが大切な装飾とは思いつつ、ちょっぴり多すぎると感じました。

やはり初の長編映画だったからでしょうか、力んだ印象です。

わたしは以前にみた、同監督の実話を元にした短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』が好きだったので、そちらはその年齢のエモさがもう少しシンプルに表現されていたのに、というところで、少しマイナスです。やっぱり長編だと濃くなるものなのですかね。

しかし、同監督の個性はこの二作目で確固たるものになりました。(これもあくまで個人の意見)

わたしには、とびきり良い映画!とまではならなくて、普通に面白い映画と言った評価です。

次回作が楽しみであるのは、いうまでもありませんね。(次はどんなエモさを見られるか、次回作がとても楽しみです。)

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