東元俊哉さんの大人気漫画『テセウスの船』のドラマ化という事で、原作と共に注目を集める事になったドラマ『テセウスの船』。
主人公・田村心がタイムスリップして、殺人事件の犯人として逮捕された父親・佐野文吾の無実を証明し、家族の笑顔を守るという現実離れした設定ですが、心と家族との触れ合いは多くの視聴者の心を掴み、涙を誘いました。
また、佐野に無実の罪を着せた真犯人の正体についての考察合戦も白熱し、話題を集めましたね!
そして、竹内涼真さんを始め、鈴木亮平さん、榮倉奈々さん、上野樹里さん、子役の白鳥玉季さんら豪華出演者の迫真の演技も注目を浴びました。
見どころ満載のドラマ『テセウスの船』の第1話から最終回までのあらすじとネタバレ、感想をまとめてご紹介します!
目次
第1話「父は本当に殺人犯なのか?」
1989年3月、宮城県の音臼村で起きた音臼小無差別殺人事件の犯人として、村の警察官・佐野文吾(鈴木亮平)が逮捕されます。
ところが、佐野は逮捕後、一貫して無罪を主張していました。
一方、佐野の息子・田村心(竹内涼真)は、殺人犯の家族として、世間の目から逃れるようにひっそりと生きて来ました。
そんな心ですが、妊娠中の妻・田村由紀(上野樹里)との生活に、ささやかな幸せを感じていました。
ところが、無事に赤ちゃんは産まれたものの、由紀は妊娠中毒症で命を落とします。
途方に暮れる心は、由紀の最期の望みを叶えるため、佐野の事件と向き合う決意をします。
そこで、事件後に廃村となった音臼村を訪れた心は、突然、深い霧に飲み込まれ・・・。

第2話「真犯人、あらわる」
平成元年にタイムスリップした心は、音臼小無差別殺人事件を未然に阻止しようと動き始めます。
3日後に火災で死亡する予定の田中義男(仲本工事)の元を訪れた心と佐野は、田中の詩を書き記したノートに、不気味な絵を発見し、警戒を強めます。
そんな中、音臼小の臨時教員として働き始めた心。
念願の教師になる事ができ、心が喜びをかみしめるのも束の間、学校でウサギの死体が発見され・・・。

第3話「決死の告白!殺人犯になる父へ」
心の必死の奔走の結果、無事に発見された三島明音(あんな)。
ところが、その一方で、長谷川翼(竜星涼)の死体が発見されます。
すると、一連の事件の犯人として、心は金丸茂雄(ユースケ・サンタマリア)に逮捕されてしまいます。
翌日、無事に釈放された心でしたが、心と懇意にしている佐野家が、心を「人殺し」扱いする村人達から嫌がらせを受けている事を知ります。
そして、責任を感じ、落ち込む心に、逮捕直前に崖から捨てたはずの免許書が届き・・・。

第4話「変わり果てた最悪の未来」
再び現代に戻ってしまった心。
そこには、音臼小殺人事件の犯人として、佐野文吾(鈴木亮平)が逮捕されただけでなく、母・佐野和子(榮倉奈々)と兄・佐野慎吾(番家天嵩)が一家心中で死亡するという過酷な未来が待ち受けていました。
さらに、最愛の妻・由紀は生きていたものの、以前とは全くの別人となっており、心は愕然とします。
そこで、佐野の面会に行った心は、心がいなくなった後、音臼村で起きた事件について話を聞きます。
そして、心は、佐野の面会に訪れたという姉・鈴に会いに行き・・・。

第5話「無罪の証言者あらわる!」
週刊誌の記者として、音臼小事件を追う岸田由紀(上野樹里)の活躍で、佐野の無罪の証言者・松尾が現れ喜ぶ心。
由紀と共に佐野の面会に訪れた心は、松尾の証言で、佐野の冤罪を証明する事ができると、佐野を励まします。
一方、整形し、名前も村田藍(貫地谷しほり)と変え、過去を隠しながら生きて来た鈴。
ところが、木村さつき(麻生祐未)に正体がバレてしまい、正体を隠す代わりに、ある事を調べるよう脅されて・・・。

第6話「真犯人からの招待状」
さつきの妨害にあい、松尾紀子(旧姓:佐々木)(芦名 星)から佐野の無実を証明する証言を得る事ができなかった心。
動揺する心ですが、金丸茂雄(ユースケ・サンタマリア)殺害の犯人を突き止めるため、さつきの元へ向かいます。
ところが、すでに何者かにさつきは殺されており、心は再び壁にぶつかってしまいます。
そんな中、木村みきお(安藤政信)から、さつきの部屋に呼び出された心。
そこで、心は気味の悪い絵とシアン化カリウムの空容器を見せられ・・・。

第7話「運命の事件当日」
みきおを追い詰めながら、再び平成元年にタイムスリップしてしまった心。
心は、佐野と共に、事件を止めるため、姿を消した加藤(木村)みきお(柴崎楓雅)を探し始めます。
みきおの行方が分からず焦る心と佐野は、みきおの部屋を訪れます。
すると、そこには、みきおから心へのメッセージが残されていました。
ところが、ここにもみきおの姿はなく・・・。

第8話「事件を止めろ!黒幕出現!?」
ついにお楽しみ会当日。
ようやく、みきおが心と佐野の前に現れます。
ところが、心と佐野は、みきおの持ち物から青酸カリを見つける事ができず、警戒を強めます。
そんな中、心にみんなを殺そうとする理由を尋ねられたみきおは「人殺しになりたいわけじゃない」と答えます。
そして、心と佐野が恐れていた昼食の時間になり・・・。

第9話「真犯人の最終計画始動!姿を消した父」
佐野のパトカーの中で倒れるみきおを発見した心。
ところが、青酸カリ中毒で意識不明のみきおを放置したまま、佐野は姿を消してしまいます。
佐野が警察から殺人未遂の容疑を向けられ、戸惑う佐野和子(榮倉奈々)達。
それでも、和子は、集まったマスコミの前で、佐野の無実を信じていると宣言します。
一方、心は、駐在所で、以前捨てたはずの由紀のノートを発見し・・・。

最終回「過去を変えろ!黒幕との最後の対決」
自宅の裏庭から青酸カリが見つかった事により、一連の事件の犯人として逮捕されてしまった佐野。
佐野の無実を信じる心は、和子と共に、佐野の面会に向かいます。
ところが、そんな心と和子に、佐野は罪を認め、家族の縁を切ると話します。
突然の告白に戸惑う心と和子、子供達でしたが、タイムカプセルに残された佐野の手紙を読むと、改めて佐野の無実を実感し、佐野の帰りを待つ決心をします。
そんな中、心はついにみきおと対峙し・・・。

ドラマ『テセウスの船』の感想
それでは、ドラマ『テセウスの船』のツイッターの反応を見てみましょう!
途中からどハマりしました✨
こんな面白いドラマ、なぜ最初から見なかったんだ私🥺💦
ミキオ役の男の子の名演技に、大人でもゾクっとし、名だたる豪華俳優さん達に、最後まで結末分からない、虜にさせられるドラマでした‼️また一からぜひぜひぜひ🙌💗#テセウスの船 の世界に浸りたいです✨📺
— のん🌸 (@tocotocotan) March 30, 2020
本作は、 最後まで犯人が誰なのか、タイムスリップしてしまった心の運命はどうなるのか全く分らず、回を重ねる度に、多くの視聴者の心を掴みました。
また、出演者がとにかく豪華で、迫真の演技に引き込まれ、胸を撃たれました。
そんな豪華俳優陣に引けを取らない演技を披露したのが、加藤みきお役の柴崎楓雅君と佐野鈴役の白鳥玉季ちゃんでしょう。
子供らしい愛くるしい笑顔の裏に隠された狂気を見事に演じ切った柴崎楓雅君と人懐っこい笑顔が印象的であどけない表情の中にも大人っぽさも見えた白鳥玉季ちゃん。
2人の今後の活躍も期待ですね!
上野樹里さんが最後に出てきた
瞬間のあの安心感凄かったなぁ…✨
観た瞬間”良かった…”って
思ったあの感覚…
心さんもきっと辛い事ばかりでも
由紀さんの頼もしさと安心感に救われて幸せだったんだろうなぁ🥺✨未来の心さん由紀さんを
何があっても守ってあげてね🙏✨#テセウスの船 pic.twitter.com/PtYGSy9AdH— アール (@a_r_act) March 29, 2020
みきおの共犯者と同じくらい視聴者が関心を寄せていた心の運命。
平成元年で命を落とす結果となってしまった田村心の姿を見て、衝撃を受け、涙を流した方も多かったようです。
そんな中、場面が変わって現代。
以前の心とは別人ではあるものの、佐野心と由紀が結ばれ、佐野一家も幸せに過ごしている事が分かり、再び涙したという声が見られました。
そして、2度目にタイムスリップした現代では結ばれる事がなかった心と由紀が、再び出会い、結ばれた事に運命を感じ、祝福するコメントが多数!
田村心が命を懸けて守った家族の幸せを、ずっと見ていたいですね!
「#テセウスの船 完全ネタバレ!犯人の日記大公開」
後編「完璧な犯行計画のおわり」視聴。これで事件の全容がわかった。
DC版は犯人側の視点で観てゆく面白さも加わってゆくね。#Paravi #前後編あわせて約40分— ちんすこう (@kstcs) March 30, 2020
とはいえ、最終回が終わり、若干のモヤモヤが残った事も確か!
そのモヤモヤをParaviで公開中の「犯人の日記大公開」が解消してくれるそうです。
今後、Paraviでは「ディレクターズカット版」も公開されるようなので、注目ですね!
また、こちらの「犯人の日記大公開」を視聴後、謎のアカウント「おじいさんの古い斧」を見ると、さらに本作についての理解が深まるようです。
気になる方は、ぜひご確認ください!
テセウスの船ドラマと違う所に焦点を当ててる所も有って原作も面白かった。こんなに一気に読んだ漫画も初めてやった。
原作見たら自分が想像しているより残酷でビックリした。それだけにドラマの脚本の凄さを凄く感じた。いつか舞台版が観てみたい!#テセウスの船#舞台でこの作品の空気を味わいたい— 前田 英利 (@kangeiMaeda) March 30, 2020
本作が放送中から気になっていた原作ですが、私も最終回後に一気読みしました!
個人的には、原作の方が、みきおが翼を利用していた理由やみきおと共犯者の繋がりがはっきりと描かれており、分かりやすく感じました。
一方、コメントでもあるように、原作は残酷なシーンや描写もあり、子供に見せるのをためらうような内容もありました。
ドラマ版では、原作にはない石坂秀夫の息子や木村さつきの子供のエピソードを追加する事によって、「家族」の存在を強調していたという印象です。
また、原作では、ドラマ版にあったように、最後まで犯人が分からず、誰もが怪しく見えるという演出はありませんでした。
原作は原作でもちろん面白いですが、ドラマ版はより幅広い年齢層に受け入れられ、考察合戦を白熱させるという点で、原作とは異なる面白さがあったと思います。
本作を気に入った方は、原作も読んで、違いを楽しんでくださいね!
まとめ
心のポンコツぶりに母性本能をくすぐられ、心と佐野が心を通い合わせる姿に感動し、犯人探しで最後まで楽しむ事ができたドラマ『テセウスの船』。
1度見ただけでは、気付いていない伏線も、まだまだ隠されていそうですね!
Paraviの「犯人の日記大公開」「ディレクターズカット版」、原作を見てから、ドラマ版をもう1度見ると、新たな発見があるかもしれません。
気になる方は、ぜひご覧ください!
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